【お客様プロフィール】
明治36年に創設され、115年間にわたり学校教育に携わってきた伝統校。創設者の教育理念「しなやかな強さを持った自立できる人間を育てる」をもとに、「進路実現力」「問題解決力」「相互理解力」という3つの能力を育成し、社会で活躍できる優秀な生徒を多く輩出。建学の精神は「質実剛健・優美高雅」。
2019年4月に校名を「日出中学校・高等学校」から「目黒日本大学 中学校・高等学校」に変更。
所在地:〒153-0063 東京都目黒区目黒1-6-15
学園概要:中学校・高等学校(全日制:進学コース・スポーツコース・芸能コース/通信制)・幼稚園
東京都目黒区にある目黒日本大学中学校・高等学校では、PCルームの入れ替えに伴い、長年導入している教育支援ソフトウェア「Netop Vision Pro」を引き続き採用しました。ICT教育先進校ならではの生徒主体の能動型授業を支援するツールとして、本ソフトは同校のICT授業をサポートしています。「Netop Vision Pro」(以下Netop)の利用について事務局総務課課長補佐 伊藤裕氏、相川宏樹教諭にお話を伺いました。
■生徒が主役となる探究型学習で、ICT授業が活発に。
学内の情報システムを統括されている伊藤裕氏は、学園全体で取り組んでいる「21世紀型能力の育成」の柱となる探究型学習と協同型学習を実現するためにICTツールを積極的に活用し、そのひとつとしてNetopを採用したと語ります。操作がしやすく、安定して動き、授業に必要な機能が揃っているNetopは、教員からも使いやすいという声が多く、学内のアクティブラーニング環境の支えになっています。
事務局総務課課長補佐
伊藤 裕 氏
■「Netop Vision Proが無いと授業が成立しません。」
8年ほど前からNetopを活用している相川教諭。担当教科の「社会と情報」の授業では欠かせないツールだと言います。 Windows PCを使った授業では、モニタリング機能を使い、生徒の様子をリアルタイムに把握しながら効率的な指導を行える点が便利で、Netopのおかげで限られた授業時間を有効に使えています。Netopを授業のカリキュラムに組み込んで構成しているので、無いと授業が成り立ちません。
相川 宏樹 教諭
Netopがあるから実現できる生徒に寄り添った、質の高い授業。
相川教諭が長年Netopを活用する理由のひとつに、つまづいている生徒をいち早くサポートしたいという生徒に寄り添う思いがあります。モニタリング画面で、生徒の様子を一斉に把握し、その中で手助けが必要だと感じた生徒には、リモートコントロール機能を使って、瞬時に教卓から遠隔サポートを行うことで、大きな遅れを取らずに全員が同じスピード感で授業に参加できるようになることや、Netopは、使いやすいアイコンとシンプルな操作性で、ワンクリックで次への操作が可能な点もムダな時間を使わずに、質の高い授業を続けられることで、生徒ひとりひとりに向き合う時間を確保できています。
教卓にNetop専用ディスプレイを設置し、授業の効率アップ。
学内のパソコンルームは、生徒同士がグループ学習の際、コミュニケーションを取りやすいよう工夫された半円形の席配置になっていることから、Netopのモニタリング画面上で生徒PCを自由にレイアウトできる機能が有効活用されています。また、より便利にNetopを使うため、部屋内の教員用PC卓には、先生が普段操作するディスプレイの他に、Netopモニタリング専用のディスプレイも用意されていて、生徒の進捗を専用モニターで確認することが可能となり、授業の効率がアップしました。
―わかりやすく丁寧な授業進行を心掛けられている相川教諭に、授業の様々な場面でのNetopの活用ポイントとICT教育について、詳しく伺いました。
▼Netop Vision Proの活用方法を教えてください。
発表ツールとして、生徒のデモ機能を活用しています。実習の時間に各生徒が制作した成果物を発表する際に、選択した生徒の作品を、他の生徒PCの手元へ画面提示できる点が便利です。
▼Netop Vision Proを採用されたポイントを教えてください。
画面提示やモニタリング画面での安定性と、授業で必要な機能がきちんと揃っていることです。モニタリングするだけなら他にも製品はあるのですが、Netopの良さは、各機能の使いやすさと、ソフトが安定して動くことが魅力だと思います。他でよくあるフリーズ現象や転送時のタイムラグ、重たいと感じることがNetopでは起きていません。視覚的にわかりやすいソフトで、見たままに使えるアイコンと、クリックするだけですぐに次の動作ができるシンプルな操作性はすごく良いですね。ソフトが難しいと本来の授業の進行が止まってしまい、指導の妨げになりますから。
▼ICT教育への取り組みを教えてください。
中高一貫校だからこそできる6年間を通じての積極的なICT教育を取り入れています。すべての教室には電子黒板が整備され、生徒全員がひとり1台所有するタブレットを使った反復学習や、Windows PCを使った授業を通じて問題解決力が身に付くようなICT教育を行い、生徒自ら課題点を見つけ、解決する力を養っていきます。良い教育環境があることで、楽しく学べ、良い授業サイクルが生まれています。
▼この機能が無いと困る点はありますか。
Netopが無いと授業が成立しません。どれも便利に利用していますが、電源管理機能の一斉シャットダウンは、電源の切り忘れたPCを先生機から確認することができ、一斉終了があっというまにできるので、時間の短縮につながっています。
▼Netop Vision Proを活用することで、どのような効果がありましたか。
メリハリある授業が実現できます。瞬時に先生から画面提示機能で教材スライドを提示して生徒の画面を切り替えられたり、生徒のデモ機能では、他の生徒の様子を全員が確認できることで、クラス内の生徒みんなに向上心が生まれ、活気ある授業を作ることができています。探究型学習に必要なグループワークでは大活躍しています。
▼今後のICT教育の展望や、要望
生徒のアイディア力は素晴らしく、教師が思いつかないような突拍子もないアイディアが授業のあらゆるところから生まれ、教師の立場でありながら生徒から色々なものを吸収して日々学ぶことも多いです。そんな素晴らしい環境で、Netopのおかげもあり、活発なICT授業を進行できているので、これからも色々なツールや教材を活用しながら活気ある授業を続けていきたい。そして、生徒の良さを伸ばしていけるよう、今後も新しいICTツールや情報を取り入れていきながら教員としても常に向上心を持ち、勉強を続けていきたいので、Netopの便利な活用方法や、新しいICTツールがあれば、ぜひ提案をお願いしたいと思います。
■導入製品:Windows向け授業支援ソフトウェア「Netop Vision Pro」
本事例の掲載内容は、お客様より許可をいただいた上で公開しております。