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製品概要

SIMUL8は、Windowsをプラットフォームとするプロセスシミュレータで、モデル構築の容易さと高い性能から世界中で広く使われています。これまでの複雑な操作法やトレーニングを必要としてきたシミュレーションを、マウス一つで簡単に短時間で使いこなすことが可能です。シミュレーション結果も、アニメーション画面を見ながら直観的な利用や、グラフやデータを使った定量的な分析もどちらも可能です。統計言語Rへのインターフェイスも用意されていますので、さらに使い勝手が向上しています。

 

SIMUL8の導入により、システムのボトルネックの発見、パフォーマンスの最適化を行い、生産性の向上やリードタイムの短縮等を実現することができます。製造ラインの設計/工程分析、物流配送・輸送システム、BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)、在庫管理・倉庫システム、病院や飲食店等の待ち行列管理、コンピュータネットワーク等幅広い分野で利用することができます。

SIMUL8 2022Jの新機能

【プロセスマイニング】データセットを用意することで、SIMUL8独自のアルゴリズムを適用して、インスタントシミュレーションを作成できる機能です。ERPやワークフロー管理などの情報システムで生成されるイベントログからデータを抽出し、ビジネスプロセスを可視化、理解、改善することができます。

【シェア機能】Web上との連携機能が強化されました。

【Visual Logicコマンドの追加、エディターの改変】コマンドが追加されたほか、Visual Logicエディターに開発者用モードが追加され、コードやエラーのサジェスト機能も強化されました。もちろん今まで通りのようなコードを書くことなくクリック操作のみでVisual Logicを使用することも可能です。

【PythonとRでのSIMUL8の制御】PythonとRのAPIを使用してSIMUL8を制御できるようになりました。PythonやR側でSIMUL8を動作させ、結果を受け取り分析を行います。

SIMUL8で作成した離散系シミュレーションモデルの例

SIMUL8の特長

  • ・マウスを使った簡単なモデル設計
  • ・モデル設計時間の短縮
  • ・多彩なレポート出力、定量的な分析
  • ・円グラフ・時系列グラフ等、結果の視覚的な表示
  • ・ダイアログやオブジェクトのユーザーカスタマイズ機能
  • ・独自の開発言語Visual Logicによるモデルの柔軟なカスタマイズが可能
  • ・機器ごとのレポート出力やグラフィック表示による定量的な分析が可能
  • ・グラフィックアニメーションによりダイナミックかつインタラクティブに実行
  • ・汎用性のある Excel や Visual Basic を使った拡張機能
  • ・シミュレーション結果をフリーの統計解析言語R環境に直接エクスポートし、分析結果の視覚化が可能

SIMUL8を活用できる主な分野とその活用イメージ(一例)

  • ・メーカーの生産管理:製造ラインの設計、工程分析、ボトルネックの調査、最適化
  • ・物流会社:物流配送や輸送システムの最適化
  • ・建設会社:建築現場での作業の最適化、効率化
  • ・空港:手荷物預けカウンターでの人員配置の最適化、ラインの設計と最適化
  • ・病院:患者の待ち行列の最適化、患者満足度の向上、人員配置の最適化
  • ・飲食店:店舗設計、お客様の待ち時間のシミュレーション、予約受入数の最適化、仕入れの最適化、廃棄ロスの最小化、スタッフ配置の最適化
  • ・コールセンター:人員配置、設置台数の最適化

SIMUL8を導入することで得られるメリット

  • ・システムのボトルネックの発見
  • ・パフォーマンスの最適化
  • ・生産性の向上
  • ・リードタイムの短縮
  • ・コスト削減
  • ・在庫管理の最適化

SIMUL8の機能

SIMUL8は、離散系シミュレーション、BPMN、State Chart、VSMという4つの機能で構成されます。

 

離散系シミュレーション
離散系シミュレーションとは、待ち行列に代表される、イベント(きっかけ)と作業とその結果の集まり(プロセス)を表現することが出来ます。
生産や物流はもとより、形あるものの動きや形のない情報の動きなど、ほぼあらゆるものに対応が可能です。待ち行列が発生する事象の処理をモデル化し、例えば銀行の日常的な運営、工場の製造ラインの実行、病院の人員配置、またはコールセンター等の各工程をシミュレーションで再現し、目標とするパーフォーマンスに達しているか、どこにボトルネックがあるかなどを確認できます。時間をベースにしたシミュレーションであり、すべての関連するリソース及び制約はもちろん、時間が経つにつれてこれらの事象が相互に作用する複雑なシステムを視覚的に表示し、改善の糸口を示します。
BPMN
(Business Process Model and Notation)
BPMNとは、OMG(Object Management Group)により標準化が進められているビジネス・プロセスの表記法で、ワークフローとビジネスプロセスなど業務手順を分かりやすく図示してモデルを表現することができます。
BPMの普及が先行する海外では、プロセスモデリング導入ユーザの7割以上がBPMNを利用しており、プロセスモデリングの実質的な標準となりつつあります。
主な業務の流れを業務フロー図で可視化し、プロセスの分析及び業務改善検討など、定性的な検討を図ります。次に、業務フロー図(ビジネス・プロセス・モデル)のシミュレーションを行って、モニタリングとプロセスの状況を評価するKPI(Key Performance Indicator: 重要業績評価指標)により、定量的な評価から業務改善を図ります。

シミュレーションソフト SIMUL8

離散系 VSM BPMN
VSM
(Value Stream Mapping)
バリュー・ストリーム・マッピングとは、リーン生産方式やリーンソフトウェア開発において、生産や物流、ソフトウェア開発などの工程を改善する際に、現状を把握し将来のあるべき姿を明確にするために作成されるプロセス図のことです。もともとはトヨタ生産方式における手法で、トヨタ自動車では「物と情報の流れ図」といいます。
材料(製品やサービス等)を顧客に届けるために必要なフローを図示化して表現することができます。そして、諸工程の中で顧客に対する付加価値を生み出している活動とそうでない活動が顕在化さるので、非付加価値活動に潜むムダを排除し、リードタイム短縮や中間在庫削減が図れます。
State Chart
(ワークアイテム状態図)
ステートチャート(ワークアイテム状態図)は、ひとつのオブジェクト(ワークアイテム)の状態の変化に注目した図です。
状態は、ワークアイテムの現在の状態を表しており、ワークアイテムが入っている状態に基づいた動作を定義するために使用できます。
ワークアイテムは、ワークセンターを移動するとき、その時の状態に関連付けることができます。

仕事のやり方を変えるヒント ーシミュレーションによる効率化ー

本の説明

 「多種多様な職業や立場の方々に、一人でも多く、シミュレーションが普段の仕事を見直すことに如何に役立つかを知っていただきたく、本書を出版することにいたしました。」

....

 「大手の製造会社や流通会社では、以前よりシミュレーションを利用して、業務プロセスの効率化とコスト削減を実現してきました。そして、今回の本書出版によって、他の様々なビジネスの現場でも、シミュレーションが「仕事」の効率化や改善に役立つことを心より願っています。」

「あとがき」より

表紙

 

   目 次

 

  はじめに

1 プロセスシミュレーション

2 離散系シミュレーション

3 ビジネスプロセスのモデリングとシミュレーション

4 工程のムダを省くーバリューストリームマッピング(VSM)

5 エージェントベースシミュレーション

6 SIMUL8によるモデリング

  Appendix SIMUL8の用語とその説明

  おわりに

 

  著 者

  森戸 晋(早稲田大学理工学部経営システム工学科教授)

  黒澤 隆(東京大学地震研究所広報アウトリーチ室)

  大久保 寛基(東京都市大学知識工学部経営システム工学科准教授)

価格

2,800円(税抜)

 

内容紹介

プロセスシミュレーションによって、生産現場はもちろん、営業、企画、マーケティングなど
様々な分野の多種多様なシーンにおいて、業務プロセスを可視化して、効率化します。

仕事の「今」を見つめて、「最善」を求める。より効率的に仕事をするため、仕事の流れや業務を見直す。
難しかったシミュレーションの力を身近で使える「ツール」として活用しましょう。

 

登録情報

単行本:196ページ
出版社:パレード
言語:日本語
ISBN-13:978-4-86522-060-5
発売日:2015/9/7
寸法:A5